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【施工事例】NOODLE STOCK 鶴おか 店舗設計・施工

img_5065NOODLE STOCK 鶴おか(埼玉県草加市)さんにて当社のデザイン、設計、施工によるラーメン店舗改装工事が完了しました。店舗には水質改善装置(ブルカン)、プレリンスシャワー、節水装置等も導入いたしました。照明は全てLED照明を設置し、外壁には遮熱工法も採用しました。エアコンの効きが格段に向上します。

追加写真

外観1

外観2

外観3

店内1

外観2

外観3

外観4

カウンター1

カウンター2
トイレ
天井

【施工事例】株式会社 惣佐衛門 増築工事

今回は千葉県産ブランド豚「柏幻霜ポーク」を扱っている株式会社惣左衛門様の事務所兼自宅の増改築工事を行いました。

「エコな家」の断熱と遮熱技術により住み心地抜群の空間と、新と旧が上手に融合した魅力的な外観の事務所兼住まいができました。

内装はクロスを一切使わず、全て無垢材とサンゴ入り漆喰の内壁で仕上げました。

今回の工事から”セルロースファイバー”という高性能断熱材を新しく「エコな家」の標準装備としました。一番下に断熱工事のブログ記事のリンクを貼っているので、興味がある方はぜひ目をお通しください。

惣左衛門様増築工事13

~増改築前~
昔ながらの日本家屋


惣左衛門様増築工事12

~増改築前~
玄関から車側にかけてが増改築範囲


惣左衛門様増築工事6

~増改築後!!~
木部分はウッドデッキなどに使われるセランガンバツ
南面のため紫外線カットの保護剤を塗布


惣左衛門様増築工事1

窓が特徴的な温かみのあるLDK
可動式レールのLED照明を採用


惣左衛門様増築工事5

機能性に優れたシステムキッチン
給排気もしっかりと


惣左衛門様増築工事4

左の引戸は既存母屋へ続く


惣左衛門様増築工事7

床は樺桜(カバザクラ)無垢材


惣左衛門様増築工事8

大容量の収納スペース
約4帖分の広さ


惣左衛門様増築工事2

玄関側の事務所部屋
カウンターはさっぱりとしたサワラ材


惣左衛門様増築工事10

壁掛けは手作り
ここにコルクを張り込んだら完成


惣左衛門様増築工事3

床は本栗(ホングリ)の無垢材
天井は美しい木目を持つ秋田杉の羽目板


惣左衛門様増築工事9

玄関付近はまだ工事中
白濁色のガラス部分に株式会社惣左衛門様のサインが入る予定


惣左衛門様増築工事11

玄関アプローチのカーブ作り
完成し次第また投稿します!施工事例 N様邸惣左衛門様増改築工事~断熱材~

追加写真







事務所サイン
事務所入り口にサインが設置されました。

テーブル
ダイニング用の無垢板テーブルの作成もいたしました。

無垢板テーブル
家族みんなで囲める立派なテーブルです。

HPリニューアルのお知らせ

日ごろより、当社のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

この度、当社のホームページを全面リニューアルいたしますので、事前にお知らせいたします。

今回のリニューアルでは、サイト情報の整理を行うとともにページ幅も拡大し、より快適にご覧いただけるようにいたします。

随時更新していきますので、もしかすると一部に閲覧しづらいページが発生する可能性もございますが、何卒ご了承ください。


今後とも当社ホームページをご覧いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

【新店舗工事】雷 東京本丸店~笠間焼アートの壁~3⃣笠間焼と稲田石(白御影石)のお話

8月から東京駅構内グランスタにて、

松戸市の中華蕎麦とみ田の直営店”雷 東京本丸店”がオープン致しました。

1⃣完成時2⃣施工の様子3⃣笠間焼について…と、三回に分けてご紹介していきます。

今回の3⃣笠間焼と稲田石(白御影石)のお話では、内装や外壁に使用した焼き物や石について、より詳しくお伝えできればと思います。

 
 

笠間焼とは?

笠間焼(かさまやき)は、江戸時代から茨城県笠間市周辺で作られている陶磁器で、関東では最も古い歴史を持つ焼き物です。

粘りがあり細かい粒子の笠間粘土(蛙目粘土/がいろめねんど)で作られる伝統的な笠間焼は、丈夫なうえに汚れにも強く、台所用品をはじめ日常で使用する器などに多く使われてきました。

そんな歴史の長い笠間焼ですが、面白いことにその最大の特徴は、デザインや色味に一切縛りのない「自由度の高さ」にあります。型にとらわれない、作家ごとの表現の多様性が魅力です。

現代では、全国から取り寄せた土やさまざまな素材・技法で作られ、インテリア用品や芸術作品としてオブジェにも多く用いられています。

質の高さを維持しつつ多彩な表情を見せる焼き物、それが笠間焼です。

 

アート壁

店内を彩るアーティスティックな壁です。


細かく割った笠間焼をランダムに貼り合わせています。


割る前の姿です。


この多種多様な焼き物からあの壁はできています。

欠片の色、形、模様、厚みなどそれぞれ違って面白い仕上がりになっています。

 

赤茶色で波模様の焼き物です。光の当たり方によって光って見えたりもします。

 
 

カウンター

魚料理をのせると丁度良いような皿の焼き物を、カウンターのアクセントにしました。

焼き物の質感が格好良いです。

 

外壁(側面)

 

側面の外壁は、陶芸家・寺本守先生が焼き上げました。

立体感のある作りとなっています。

 

よく見ると、実は柄には繋がりがあります。

 

矢印と番号で、貼る向きと位置が分かるようになっています。

 

これを元に貼りました。

稲田石(白御影石)とは?

稲田石(白御影石)は、茨城県笠間市稲田地区を中心に採掘されている花崗岩(かこうがん)です。日本最大級の採掘量を誇る銘石として知られ、「白い貴婦人」と称されるような品のある白さが特徴となっています。

耐久性に優れた硬い石質、均整の取れた石目の稲田石(白御影石)は、多くの歴史的な建造物に使用されてきました。迎賓館、国会議事堂、東京駅、広島原爆慰霊碑など…

昔から愛される美しい稲田石(白御影石)は、まさに日本を代表する石と言えます。

写真越しでも石の質の良さが分かります。

稲田石(白御影石)と黒御影石を交互に配置しました。

最後に

今回紹介した笠間焼と稲田石(白御影石)は、どちらもとみ田店主の出身地のものです。こだわりがたくさん詰まった店舗のこだわりの部分を、少しでも知ってもらえたら嬉しく思います。

【新店舗工事】雷 東京本丸店~笠間焼アートの壁~2⃣施工編

8月から東京駅構内グランスタにて、

松戸市の中華蕎麦とみ田の直営店”雷 東京本丸店”がオープン致しました。

今回は1⃣完成時2⃣施工の様子3⃣笠間焼について…と、三回に分けてご紹介していきます。

今回の2⃣施工編では、完成までの工程を主に写真でご紹介していきます。


正面の外壁

駅構内の通路の雰囲気に馴染み、なおかつ看板が引き立つ色合いの品のある石で仕上げています。

まず、耐力性と弾力性に優れる変成シリコンエポキシ樹脂接着剤を下地に塗り付け、クシ目ゴテを用いてしっかりクシ目を立てます。

クシ目には、谷の部分から水分や空気などを逃がし、接着剤を均等に被着材に馴染ませる効果があります。下地や被着材の種類によって数種類のクシ目ゴテが利用されます。

全体の高さや幅を考えながら下から貼っていきます。水平になるようにパッキンを入れて調整していきます。少しのズレも上にいくほどに大きく影響してくるので大事な作業です。

天然の石は、石によって凹凸がさまざまで厚みが微妙に違ってくるので、綺麗に合わせるには職人さんの技術が不可欠です。

完成です。


店内の床

波模様の焼き物で、味がある雰囲気に仕上げています。

こちらも接着剤をクシ目ゴテで塗り、柄をわざとランダムに並べます。目地の幅が同じだととても綺麗に見えます。

目地の入れ方は色々ありますが、今回はなるべく焼き物を汚さないやり方で仕上げました。
まず目地砂に軽く水を含ませ、サラサラからパラパラにします。それを目地ゴテで目地に詰め込みます。

目地ゴテで目地の高さを合わせて、周りの目地砂を払って完成です。乾いた目地砂を入れてから水をかけるやり方よりも周りが汚れずに済みました。


アート壁

見ていて飽きないこだわりの壁です。

まずは、皿や壺の焼き物をハンマーで細かく砕きます。壁に貼りやすいように貼る面がなるべく平らになるように割りました。

そのまま使えそうなお皿や面白い形のパーツは、割らずにアクセントとして使いました。

外壁と同じように接着剤を塗り、押さえつけるように並べていきます。

目地がT字路になるように並べると見栄えが良いという法則があるのですが、今回は形も色もバラバラ過ぎてしまい、法則の通りにできない箇所も多々ありました。

それでもこれだけのまとまりが出るのは職人さんのセンスそのものです。

次に絞り袋で目地を詰め、余計な目地剤を指で取りつつ平らにならします。

笠間焼の文字入りの焼き物を入れて完成です。


カウンター周辺・厨房

カウンター周りも厨房も、質と使い勝手にこだわって作りました。

カウンターは、角を合わせて隙間ができないよう設置し、艶消し剤を二度塗りしました。

カウンター下の足置き石は、足と当たる部分の角をなめて(丸くして)、カウンターを支える枠と当たる部分をカットしました。地味ですが大事な作業です。

厨房内の壁に貼ったステンレスや厨房機器には保護シートが貼ってあるので、最後のクリーニング時にはがしていきます。


看板

遠くから見ても目立つ看板です。

看板のイメージを伝えると、担当の方が構造を考えて、薄くてスタイリッシュな看板の提案してくれました。

配線用の穴を開けておいたこのスペースに設置します。

大きな看板なので、LEDの配線をつけながらの設置はなかなか大変でした。


側面の外壁

実はよく見ると凹凸があるデザインになっています。ぜひ実際に見ていただきたい壁です。

側面の壁はランダムに貼っているのではなく、一枚一枚指定の場所に貼っています。パッキンで調整しながら位置を合わせていきます。

目地を入れて完成です。


最後に

人通りの多い駅構内の工事とあって夜間の作業もありました。

工事期間がちょうど緊急事態宣言が出された頃だったのですが、無事に工事が完了でき胸を撫で下ろしています。
そして次の記事では、今回の工事で使った焼き物について書いていきたいと思います。

【新店舗工事】雷 東京本丸店~笠間焼アートの壁~1⃣完成編

8月から東京駅構内グランスタにて、

松戸市の中華蕎麦とみ田の直営店”雷 東京本丸店”がオープン致しました。

今回は1⃣完成時2⃣施工の様子3⃣笠間焼について…と、三回に分けてご紹介していきます。


外観

この看板は裏にLEDライトが内蔵されているため光らせることもできます。

側面の壁はこだわりの焼き物で仕上げています。

外壁の石は駅構内に良く馴染みます。


内観

笠間焼、御影石、天然木を使い、個性的だが落ち着きのある空間となっています。

店内入って左の壁一面は、壺や皿などの笠間焼を様々な大きさで砕きランダムに張ったアートな壁となっています。

床も波模様が入った笠間焼を並べています。

床に敷いてしまうのがもったいないくらいの上品な焼き物です。

壁の右上が四角く開いていますが、この写真撮影時にはまだ焼き上げている途中だった文字入りのタイルが入ります。

艶のあるグラデーションの文字がかっこいいです。


色も大きさも厚みもさまざまで、見ていて飽きません。

近くで見るとより立体感があります。


実はカウンターに並べているのも笠間焼のお皿です。

もちろん一枚一枚手作りなので微妙に模様や大きさが異なっています。

繊細で柔らかい雰囲気と色合いで、木との相性もばっちりです。


カウンターはアフリカンチーク(アサメラ)の無垢一枚板を合わせています。

木目が素晴らしいです。

光の当たり方などで色や艶感の印象が変わるのも面白いです。


現在券売機が置かれている入口の壁と足置き台は、稲田石(御影石)で仕上げています。

今回のカウンター下の鞄入れは大きめに作っています。

大きめバッグの女性の方も多めの荷物の旅行へ行く方も安心して使っていただけると思います。

クッション性のあるイスです。


厨房は今回も(株)フジマック社製を設置しました。

使いやすい動線となっています。

耐久性の良いSUS304を使用しています。


最後に

側面の外壁も一枚一枚が違う柄模様となっています。
右下をよく見ると…

この笠間焼を作ってくださった陶芸家”寺本守先生”のサインがあります。とても素敵な作品ですので、ぜひ直接ご覧になっていただきたいです。


今回も材料や施工にこだわった工事となりました。
そして次の記事ではこの工事の施工について書いていきたいと思います。

【新着依頼】ハモネロ(生ハムホルダー)作製②

今回も「株式会社 惣左衛門」様よりご依頼を受け、ハモネロ(生ハムをカットする台)を作製致しました。 千葉県柏市のふるさと納税の返礼品として、「株式会社 惣左衛門」様自慢の柏幻霜ポークの生ハムとこのハモネロをお渡しするそうです。

生ハムホルダー 生ハム原木 カエデ ハモネロ
前回はケンポナシ材を使いましたが、今回はモミジを使って作成いたしました。とても上品です。
生ハムホルダー 生ハム原木 カエデ ハモネロ
生ハムホルダー 生ハム原木 カエデ ハモネロ
生ハムのかたまりを斜めに刺して設置します。
生ハムホルダー 生ハム原木 カエデ ハモネロ
モミジ材は、美しい虎目調の木目が特徴的です。また変形が少なく、高い耐久性を持っています。
生ハムホルダー 生ハム原木 カエデ ハモネロ
我社のロゴです。

【五霞ラボ】五霞LABO始動!!~井戸掘り編~

 

 

五霞ラボでは完全オフグリッド住宅造りの研究をしていく予定なのですが、今回の井戸掘りはその第一歩となります。

 

オフグリッド(オフ=切る、グリッド=送電網)とは電気の供給を受けずにエネルギーを自給することで、当社独自の無冷暖房システム、太陽光発電、風力発電、エネルギーの蓄電、井戸などがあれば完全オフグリッドの生活ができます。

エネルギーの自給と聞くと大変な設備が必要と思われるかもしれませんが、無冷暖房システムにより冷暖房の為の電気を蓄えなくて済むので蓄電池を小さくでき、発電の為の太陽光発電、風力発電も最小限のもので済んでしまいます。

 

先日の台風では停電や断水が何日も続きましたが、そんな時もオフグリッドの家ではいつもどおりの生活を送れます!

 


井戸掘り ボーリング工法 井戸井戸掘り ボーリング工法 井戸


井戸掘り ボーリング工法 井戸

ボーリング工法という掘り方です。配管の先端に取り付けたビット(ドリルのようなもの)を回転させながら循環水をポンプで注入し掘り進めます。

 

井戸掘り ボーリング工法 井戸

深くなるにつれて掘った所が崩れていきやすくなるため、ベントナイト(崩れ防止液)を混ぜながら掘り進めます。今回は15m掘りました!


 

井戸掘り ボーリング工法 井戸

掘り終わってから井戸さらいをします。泥水を洗浄し、3時間ほど水を出しておくと透明になります。

 


おまけ

五霞ラボの納屋です。

古民家 リノベーション 古い納屋

before
まだ手を加えていない時の写真
ここで作業するには少し荒れすぎです。

古民家 リノベーション 古い納屋 コンクリート

after
物を片付け、地面はコンクリート、出入口にはシャッターを取り付けました。
広々と作業ができそうです!

 

古民家 リノベーション 古い納屋

奥には事務所とデッキを建てる予定です。その横に今回の井戸が造られます。


 

まだ色々と整備が必要な土地ですが、

これからどんなラボになっていくのか楽しみです。