大雪の被害。

お久しぶりです。

 

年が明け、2024年最初の投稿になります。

 

この冬には、約2,000本の大きくなった苗木を各圃場に植え込んでいく作業を予定していて、各作業をいろいろとお伝えしようかな…なんてことを思っていた矢先のことでした。

 

2月3日、関東で大雪が降りましたね。

 

先日のブログでも紹介した通り、建築用の足場を使ったりして充分だと思える雪対策をしてあったのですが、

今回の雪は、柔らかく空気が多く含まれていたふわふわとした雪でした。

そんな雪が積もっていた中、直後に雨が降ってしまい…ふわふわの雪に大量の雨と言う水分が含んでしまった為、囲いが崩壊してしまいました。

 

 

この影響で、全体の二割から三割くらいの苗木が折れてしまい、残りもまだどうなるかわからないという状況です。

 

しかし、もともとベリー系は寒い地域でよく採集されていた植物です。

 

寒さでダメになっているものは一切なく、無事だった苗に加えて、多少の損傷があった苗にも接ぎ木をしたりして修復を試みております!

 

 

しっかりと修復していけば蘇るはず!

 

まだベリーたちも私たちもめげてはいません!

 

災害とも天候とも辛抱強く向き合っているベリーたちに負けないよう、私も踏ん張って頑張っていきます!

 

また、先日のブログでもお伝えした今年中に販売する予定だった商品の計画も、

この損害によって遅れていますが引き続き進行中です!

 

新しい情報に乞うご期待!

災害や異常気象と戦っています。

さて、2023年も年末です。

 

振り返ってみると、今年はどこか異常な年でしたね…。

やはり農家ということもあり、特に気になったのは気象です。

どうも今年はスーパーエルニーニョという現象だったらしく、例年よりも特に異常な気象でしたね。

 

振り返ってみると、雨が少なくて水が足りなかったり、太陽光が強すぎて葉が焼けてしまったりと、農家としても厳しい一年でした。

 

また、今年に限らず最近は異常気象が目立ちますよね…。

 

こうした異常気象のなかで対策を怠ると、私たち農家は生産量が安定せず大ピンチに陥ってしまう可能性も考えられます。

 

ということで今回は、こういった異常気象にどうやって立ち向かっているのかと、冬はどんなことをしているのかを紹介させていただこうと思います!

 

まず、これまでやっていた対策として‘雪や風を防ぐためのネット’があります。

鉄パイプで骨組みを作り、ネットを張っています。

 

建築の技術を活かして組み立てているので、多少の台風などでも大丈夫ですし、雪が積もってもそうそう壊れることはありません。

また、張っているネットは網目が細かいものを使用しているので、大きな害獣や害鳥、害虫からブルーベリーたちを守ることができるので、一石二鳥ですね。

 

次にご紹介するのが、‘バーク材’です。

 

 

このバーク材は、杉とヒノキの皮を剝いだものです。

 

このバーク材には害虫が少なく、夏には雑草から、冬は乾燥から作物を守ってくれる優れものです🌟

 

 

また、このバーク材ですが、粉砕・発酵・熟成させることで‘バーク堆肥’という、肥料取締法の特殊肥料として、国が認定している堆肥になったり、バーク材の角ばった部分を加工して一般向けに販売されている‘バークチップ’というものがあります。

 

どちらも一般的なホームセンターやネット販売で入手が可能で、畑だけではなくガーデニングでも役立つので、ぜひ試してみてください!

 

これらの対策をしながら、この異常気象を乗り切っていきます!

 

そして、そんな対策を新しい畑でも行っていく予定です…!

 

ここで更にブルーベリーたちを育てて、来年…ある商品を販売していく予定!

 

随時報告させていただくので、続報をお楽しみに!

アイツらとの戦いは続いています…。

先日、オオスズメバチの対策をしたというブログをアップいたしました。

オオスズメバチへの対策

依然として例年より高い気温が続いている、ということは、

スズメバチの活動期間も長いということになり…やつらとの戦いも続いている、ということです。

しかし、先日行った対策が威力を発揮しています!

 

 

この写真のように、入口が広く出口が狭い、

昔の人が魚を取るときに使用していた罠みたいな作りをしていますね。

 

 

スズメバチも魚と同様に、奥を目指して進んで戻れなくなり、

助けてというフェロモンを出して、仲間を助けようとして、また捕まり…のループに入ります。

 

さらに、この入口トラップだけではまだ心もとないので、

 

 

はい、用意したのは粘着シート。

こちらはより安価で、100均とかでも売っているものですが、効果は抜群です。

 

先ほどの罠は入口を守る役割があったので一概には言えませんが、

集めて退治をするという点ではこちらの方がいいのかな?なんて思います。

 

 

と、こういった対策を講じたおかげで今年のミツバチたちも無事です!

 

このまま来年、また美味しいハチミツを作ってくれることを願いながら、

今日もお世話頑張ります👍

ハチミツとみつろう

最近気温も暖かくなってきて、夏の気配が近づいてきましたね。

沖縄県では高校野球の抽選会も行われたようです。

 

こうして熱くなってくると心配なのが、熱中症。

 

こまめな水分補給が必要になってきますが、毎日蜜を集める働き者のミツバチたちも私たちと同じで、水分をちゃんと取らないと死んでしまいます。

 

ということで、このようなものを設置しています。

こちら、ミツバチ専用の水場になっております。

写真の大半を占めている黒色は、炭です。

 

容器に水を張っただけだとミツバチが溺れてしまうのですが、こうして炭を設置してあげると足場代わりになります。

また、歯磨き粉にも使われているように炭には浄化作用があるので、水の浄化も行ってくれるため、一石二鳥です。

 

こんな工夫をしているお陰で…

今回も沢山のハチミツが採れました!

 

また、ハチミツの副産物として、蜜蝋(みつろう)も採れています!

蜜蝋というのは、ミツバチが巣を作る際に分泌する蝋(ろう)。

その名前の通り、実際にロウソクとして利用されることもあれば、リップクリームやハンドクリームなんかにも使用されています。

 

どうも古代では相当基調だったらしく、エジプトでは通貨に蜜蝋が使われていたそうです。

今でも安いわけではなく、100gで3000円前後することもあるらしいです。

 

そんな蜜蝋ですが、蝋の中では唯一食べることもできるそうで、いいホテルにの朝食でパンに乗せて食べることもあるらしく…。

 

そんな情報を聞いてしまったら試さずにはいられない!ということで…

はい、早速いただきました。

 

味はハチミツとほぼ似た様な味ですが、角が取れてまろやかになり、コクを感じます。

 

融点が高いせいか、噛んだ時に若干蜜蝋が固まる食感が今までに食べた事がない食感と言うか、おもしろい感覚に感じました。

 

このような体験ができるのも、養蜂の楽しみのひとつです。

食べ頃なブルーベリーの見分け方

  1. もう土地を借りて農業を始めたのは最近ですが、ブルーベリーの栽培自体はもう5年もしております。

 

その中で、“ブルーベリーの収穫時期が見分けにくい”ということを感じていました。

 

実際、ご家庭でブルーベリーを栽培している方に話を聞いてみると、採っても甘いものと酸っぱいものが混ざっていて安定していないと伺います。

 

そこで、この5年間で培った経験から、“一番美味しいブルーベリーの収穫時期”をお伝えさせていただこうと思います!

 

まず、下の画像をご覧下さい

ブルーベリーの収穫直前の写真です。

青々と食べ頃に見える実ですが、1つはまだ早く、2つは食べごろの実になってます。

さて、どれだと思いますか?

 

正解は、②と③の実です!

と、いきなり正解がどうとかお話ししてもわからないと思うので、本投稿のタイトルにもあるように、簡単な見分け方をお伝えさせていただこうと思います!

続いて、こちらの画像をご覧下さい。

 

先程の画像を拡大し、見分けるべき箇所に矢印を付けさせていただきました。

注目するべき点は、“実と繋がる枝の色”と、“実と枝の境界線に黒い輪”があるかどうかです。

 

食べ頃のブルーベリーは、実と繋がっている枝が赤紫色になります。

一番右の実は根元がまだ若干黄緑色で、熟し切っていないのがわかりますよね。

他2つは角度の問題で見えていませんが、もっと赤紫色になっています。

 

また、もう一つの境界線の黒い輪、というのは、実に付いている枝の周りが、深い黒色になっているかどうかです。

 

①の実はまだ少し薄く、②の実は濃くなっていることがわかるかなと思います。

 

ブルーベリーは、バナナなどの実とは異なり、一度採取してしまうともう甘くなることはありません。

 

ここぞという瞬間を見極めて、一番いい状態の実を食べてあげて下さい!

 

また、仕事があって家にいる時間が短くて落ちてしまうのが不安、という方は、アルミホイルのような銀紙を土の上に載せてあげるのもいいですね。

 

銀色は鳥が寄ってきにくくなりますし、落ちるくらい大きくなった実が結局一番甘いので、オススメです!

一般社団法人ソーラーシェアリング協会様との協業

 

株式会社リトルバード(以下弊社)では、省エネ設備と独自のエコ技術を活用し農業活動にも力を入れてきました。現在は、8,000平米を超えるすぎと堤根農場で、約20種類のベリー系作物の栽培・研究をしています。

 

そしてこの度、弊社は、ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電システム)における豊富な実績とノウハウを持つ一般社団法人ソーラーシェアリング協会様と協業を開始します。

 

ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電システム)とは、農作物をつくりながら、電気もつくる新しい農業のかたちです。農地に支柱を立てて上部空間に太陽光発電設備等の発電設備を設置し、農業と発電事業を同時に行う仕組みで、立体的に土地を利用するため、効率的に収益を高める事ができます。

 

また、ソーラーシェアリングは、自家発電した再生可能エネルギーを、効率よく自家消費する場合において、温度や湿度などの環境センシングや蓄電システム、水撒きの自動制御等を必要とする点から、弊社が得意とする省エネ設備やエコ技術と高い親和性を持ちます。

 

▲昨年末に見学させていただいた、一般社団法人ソーラーシェアリング協会様の経営する農業法人「SUNファーム市原」

 

これからの日本の農業の活性化、再生可能エネルギーの効率的な活用に貢献していけたらと思います。

今後の進捗は、またブログにてご報告いたします。

 

一般社団法人ソーラーシェアリング協会

HPリニューアルのお知らせ

日ごろより、当社のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

この度、当社のホームページを全面リニューアルいたしますので、事前にお知らせいたします。

今回のリニューアルでは、サイト情報の整理を行うとともにページ幅も拡大し、より快適にご覧いただけるようにいたします。

随時更新していきますので、もしかすると一部に閲覧しづらいページが発生する可能性もございますが、何卒ご了承ください。


今後とも当社ホームページをご覧いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

【新着依頼】ハモネロ(生ハムホルダー)作製②

今回も「株式会社 惣左衛門」様よりご依頼を受け、ハモネロ(生ハムをカットする台)を作製致しました。 千葉県柏市のふるさと納税の返礼品として、「株式会社 惣左衛門」様自慢の柏幻霜ポークの生ハムとこのハモネロをお渡しするそうです。

生ハムホルダー 生ハム原木 カエデ ハモネロ
前回はケンポナシ材を使いましたが、今回はモミジを使って作成いたしました。とても上品です。
生ハムホルダー 生ハム原木 カエデ ハモネロ
生ハムホルダー 生ハム原木 カエデ ハモネロ
生ハムのかたまりを斜めに刺して設置します。
生ハムホルダー 生ハム原木 カエデ ハモネロ
モミジ材は、美しい虎目調の木目が特徴的です。また変形が少なく、高い耐久性を持っています。
生ハムホルダー 生ハム原木 カエデ ハモネロ
我社のロゴです。

【五霞ラボ】五霞LABO始動!!~井戸掘り編~

 

 

五霞ラボでは完全オフグリッド住宅造りの研究をしていく予定なのですが、今回の井戸掘りはその第一歩となります。

 

オフグリッド(オフ=切る、グリッド=送電網)とは電気の供給を受けずにエネルギーを自給することで、当社独自の無冷暖房システム、太陽光発電、風力発電、エネルギーの蓄電、井戸などがあれば完全オフグリッドの生活ができます。

エネルギーの自給と聞くと大変な設備が必要と思われるかもしれませんが、無冷暖房システムにより冷暖房の為の電気を蓄えなくて済むので蓄電池を小さくでき、発電の為の太陽光発電、風力発電も最小限のもので済んでしまいます。

 

先日の台風では停電や断水が何日も続きましたが、そんな時もオフグリッドの家ではいつもどおりの生活を送れます!

 


井戸掘り ボーリング工法 井戸井戸掘り ボーリング工法 井戸


井戸掘り ボーリング工法 井戸

ボーリング工法という掘り方です。配管の先端に取り付けたビット(ドリルのようなもの)を回転させながら循環水をポンプで注入し掘り進めます。

 

井戸掘り ボーリング工法 井戸

深くなるにつれて掘った所が崩れていきやすくなるため、ベントナイト(崩れ防止液)を混ぜながら掘り進めます。今回は15m掘りました!


 

井戸掘り ボーリング工法 井戸

掘り終わってから井戸さらいをします。泥水を洗浄し、3時間ほど水を出しておくと透明になります。

 


おまけ

五霞ラボの納屋です。

古民家 リノベーション 古い納屋

before
まだ手を加えていない時の写真
ここで作業するには少し荒れすぎです。

古民家 リノベーション 古い納屋 コンクリート

after
物を片付け、地面はコンクリート、出入口にはシャッターを取り付けました。
広々と作業ができそうです!

 

古民家 リノベーション 古い納屋

奥には事務所とデッキを建てる予定です。その横に今回の井戸が造られます。


 

まだ色々と整備が必要な土地ですが、

これからどんなラボになっていくのか楽しみです。

 

【新着依頼】ハモネロ(生ハムホルダー)作製

 

今回は「株式会社 惣左衛門」様よりご依頼を受け、ハモネロ(生ハムをカットする台)を作製致しました。

 


生ハムホルダー 生ハム原木 ケンポナシ ハモネロ

生ハムホルダー 生ハム原木 ケンポナシ ハモネロ

下の台はケンポナシ、支柱はアフリカンウォールナットという材料を使用しております。

 


生ハムホルダー 生ハム原木 ケンポナシ ハモネロ

ケンポナシは木目が美しく、時に楽器や彫刻にも使われる材木です。
また“梨(ナシ)”と付いているだけあって、切断時、甘い香りがします。

 


生ハムホルダー 生ハム原木 ケンポナシ ハモネロ

生ハムホルダー 生ハム原木 ケンポナシ ハモネロ

支柱も良い色合いを出しています。


生ハムホルダー 生ハム原木 ケンポナシ ハモネロ

これは仕上げ前なのですが、それでも木目の綺麗さが分かります。

 


生ハムホルダー 生ハム原木 ケンポナシ ハモネロ

生ハムの原木を・・・

 


生ハムホルダー 生ハム原木 ケンポナシ ハモネロ

生ハムホルダー 生ハム原木 ケンポナシ ハモネロ

このように設置して使用します。

 


 

今回はハモネロの作製を致しました。

大切に使って頂けたら嬉しいです。