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オオスズメバチへの対策

最近、夜中でさえも30度を超えることが多くなってきましたね。

 

7月22日に関東でも梅雨が明けた、と発表がありましたし、いよいよ夏本番という感じです。

 

梅雨は雨が多く振って例年通りならベリーたちにとって恵みの季節だったのですが、今年の埼玉県では雨が少ない梅雨だったので、去年よりもやや不作気味かなという感じです。

 

さらに、気温が高い日も続いたので葉っぱが焼けてしまいなんてこともありました。夏真っ盛りになるとこういう心配もしなくちゃいけないことがつらいところです。

 

さて、こういった農作物の影響と一緒に、問題になってくるのが、スズメバチです。

 

ミツバチの天敵といわれる彼らは、6月から7月に働きバチが増え始め、夏本番になってくるとミツバチの巣を襲い始めます。

 

もし、何の対策もしないまま襲われたら、ミツバチたちはひとたまりもありません。

 

ということで、さっそく対策を講じます。

 

 

写っているのは、その対策で使う秘密兵器です。

スズメバチの対策では一番ポピュラーなもので、端的に言うと「入れさせなければ問題ない」ようにすること。

 

オオスズメバチやキイロスズメバチなど、ミツバチの捕食者たちは、入り口から堂々と入ってきて、ミツバチたちや幼虫を肉団子状にして食料にしてしまいます。

 

 

この写真の通り、入口はスズメバチが入ってこれないくらい狭いですが、奴らは強靭な顎で時間をかけて削っていくので、木でできている巣箱は成す術もありません。

防虫ネットや魚を捕る投網などでも破ってしまうほど彼らの顎は強力です。

 

そこで、必要なのが先ほどの写真にもある、ステンレス製の入口を防げるものです。

これだけ固ければ破られることはありません。

 

しかし、少しの隙間があったりするとあっさり突破されてしまします。

 

特に、うちの農園にいるミツバチは二ホンミツバチではなくセイヨウミツバチであり、日本の固有種であるオオスズメバチに対抗する術を持っていないので、細心の注意が必要です。

 

ただハチミツをもらうだけ、というわけにもいかないのが養蜂の辛いところです…。

【作製以来】鳥のハモネロ

建築、そして農業を中心にやっていますが、ありがたいことにそれ以外にも様々なお仕事をさせていただいています。

 

今日はその中の一つ、「焼き鳥と酒 紫垣」様よりご依頼をいただき、鳥のハモネロ(生ハムをカットする台)を作製したので、ご紹介させていただきます!

 

以前【新着依頼】ハモネロ(生ハムホルダー)作製というお仕事を紹介させていただきましたが、こちらを見てご連絡をいただきました。

 

しかし、依頼内容は前回とは異なり、ポークではなくチキン。

 

大きさのイメージもなかなか湧かなかったので、実際にチキンを購入してサイズを調整しました!

 

前々回使用したのは使用したのはケンポナシ材、前回はモミジでしたが、今回はメープルを使用。

台座を小さくすることもできましたが、安定感とチキンを設置したときのインパクトを考慮して大きめに。

 

また、金具についても規正のものがなかったので、金具屋さんに特注で依頼!

 

どのような形状にするかも、実際に鳥の大きさを見ながら設計させていただきました。

 

そして、苦難の末に完成したものが、こちらです!

 

焼き鳥と酒 紫垣様の店内で使用している写真をいただいたのですが、

壁が黒っぽい感じなので、色が落ち着いているメープルの台がいい具合にマッチしているかなと思います。

 

そんな、こだわって作らせて貰ったハモネロのあるこのお店は、以下の住所にあるのので是非一度立ち寄ってみて下さい!

 

「焼き鳥と酒 紫垣」

兵庫県神戸市中央区下山手通2丁目11−1 KSMビル 602

 

焼き鳥と酒 紫垣←インスタのリンク先です。

美味しそうな食べ物ばかりでお腹が空いてしまいますね笑

 

ということで、鳥のハモネロ作製のご紹介でした!

ベリー紹介「ジューンベリー『スイートバンビ』」

さて、前回の記事でもお話ししたように、今日もベリーの紹介をしていこうと思います。

今日紹介していくのは、ジューンベリーというブルーベリーとはまた別の種類のベリーです。

 

北アメリカが原産で、最近家庭果樹でも人気の出てきた品種であり、一番の特徴は“ジューンベリー”という名の通り、6月ごろに実をつけます。

 

ブルーベリーは、生でも甘みが強く青りんごの様な味わいがあり、非常におすすめの品種ですね。

 

ただ、今年は雨が多かった影響か例年より早めに実をつけてくれたので、先日紹介したレッドドリームと同じ時期くらいに収穫を開始しました!

 

このジューンベリーは、他のベリー系と同じようにジャムなどの加工品として利用するのもいいのですが、生食でもとても美味しいのが特徴ですので、冷凍しておいてケーキなどのスイーツにアクセントとして使用してもいいですね!

 

そんなジューンベリーですが、当園ではスイートバンビとリージェントという二つを栽培しております!

 

本日はそのうちの一つ、‘スイートバンビ’についてのご紹介!

 

スイートバンビは、先程お話ししたように6月に実を付けるジューンベリーで、癖のない甘さをした実を付けることが特徴的です。

 

 

また、この品種は春には花を付け、初夏には実を、夏には青々とし、秋には色鮮やかな紅葉を見せてくれる、見ていても楽しい品種ですね。

 

比較的手間のかからない品種ですし、育っても1~1.5メートルと小ぶりなので、大きな庭がなくてもベランダなどで栽培してみるのをオススメします!

ベリー紹介「ヌイ」

最近、知り合いからジャガイモをいただきました。

農家の方というわけではなく、趣味で作られているのですが、市販のものに比べてすっきりとした味わいで火を通すとホクホク感がたまりませんでした。

 

このジャガイモですが、世界で2000種類前後の品種が存在しているらしいです。

 

主食になりますし、サラダにもなる万能な食材なので、納得の数字ですね。

 

さて、本題に入りますが、ブルーベリーの品種はどのくらいだと思いますか?

 

正解は、100種類以上にもなるらしいです。

 

ジャガイモと比べると見劣りしてしまいますが、それでもかなりの数字ですよね。

 

そんなブルーベリーを、私の畑では約80種類栽培しております。

また、その他にも様々な作物を育てているのが現状です。

 

 

この話を息子にしたとき「なにかそんな違いはあるの?」なんてことを言われてしまいました。

 

もちろん違う、味や、見た目、用途や収穫時期だって…と説明したのですが、言葉で説明してもなかなか伝わりませんでした。

 

そこで、ふと感じたのですが、

これから商品化するにあたって、どんな果物なのかわかりやすいほうがいいかなぁ、と思ったので、このブログの中で紹介していこうと思います!

 

 

ということで、第一弾として紹介するのは、タイトルにもあるようにブルーベリーの「ヌイ」という品種を紹介していこうと思います!

 

 

このヌイは、ニュージーランドで生まれたブルーベリーです。

 

このブルーベリーの最大の特徴は、ド迫力な大きさにあります!

なんと、その大きさは500円サイズ!

大きい果物によくある「大雑把な味」というわけではなく、収穫時期である6月上旬に獲れたヌイは適度な酸味と甘みのバランスが良くとてもおいしいです。

 

 

また、大粒の実を付ける品種は収穫量が安定しない印象がありますが、私の肌間では毎年安定して収穫させてもらっているように思えます。

 

そんな、随一の迫力を誇る品種です。

 

参考文献:https://macaro-ni.jp/88902「ブルーベリーの種類はいくつある?系統の見分け方や選び方を伝授!」 2023/06/21閲覧

2023/06/13、日経新聞埼玉版に掲載されました!

ジメジメした日が続きますが、皆さんいかがおすごしでしょうか。

 

我が家では、生乾きのタオルが増えてきて憂鬱な会話が増えてきました。

 

しかし、そんな気分を振り払うようなニュースが飛び込んできました!

 

タイトルにもあるように…

日経新聞の埼玉版に記事が載ります!

 

 

ありがたいことに、建築関係の仕事をしているのに農業や養蜂のもしているのはどういうことだ、ということで興味を持っていただきまして、先日取材を受けておりました!

 

その取材を通して話を訊いていただき、今やっていることや熱意をお伝えできたかなと思います。

 

昔のことや、今やっている仕事の詳細など、ブログには書いていないようなことを沢山お話しさせていただいたので、

埼玉県近郊に住んでいる方、コンビニなどで新聞を購入していただき読んでいただければと思います!

 

2024/01/15追記

下記リンクより無料で読めます!

是非一度、ご一読ください!

230612日経新聞埼玉版、リトルバードご紹介記事

ハチミツとみつろう

最近気温も暖かくなってきて、夏の気配が近づいてきましたね。

沖縄県では高校野球の抽選会も行われたようです。

 

こうして熱くなってくると心配なのが、熱中症。

 

こまめな水分補給が必要になってきますが、毎日蜜を集める働き者のミツバチたちも私たちと同じで、水分をちゃんと取らないと死んでしまいます。

 

ということで、このようなものを設置しています。

こちら、ミツバチ専用の水場になっております。

写真の大半を占めている黒色は、炭です。

 

容器に水を張っただけだとミツバチが溺れてしまうのですが、こうして炭を設置してあげると足場代わりになります。

また、歯磨き粉にも使われているように炭には浄化作用があるので、水の浄化も行ってくれるため、一石二鳥です。

 

こんな工夫をしているお陰で…

今回も沢山のハチミツが採れました!

 

また、ハチミツの副産物として、蜜蝋(みつろう)も採れています!

蜜蝋というのは、ミツバチが巣を作る際に分泌する蝋(ろう)。

その名前の通り、実際にロウソクとして利用されることもあれば、リップクリームやハンドクリームなんかにも使用されています。

 

どうも古代では相当基調だったらしく、エジプトでは通貨に蜜蝋が使われていたそうです。

今でも安いわけではなく、100gで3000円前後することもあるらしいです。

 

そんな蜜蝋ですが、蝋の中では唯一食べることもできるそうで、いいホテルにの朝食でパンに乗せて食べることもあるらしく…。

 

そんな情報を聞いてしまったら試さずにはいられない!ということで…

はい、早速いただきました。

 

味はハチミツとほぼ似た様な味ですが、角が取れてまろやかになり、コクを感じます。

 

融点が高いせいか、噛んだ時に若干蜜蝋が固まる食感が今までに食べた事がない食感と言うか、おもしろい感覚に感じました。

 

このような体験ができるのも、養蜂の楽しみのひとつです。

2023年、収穫が始まりました。

最近雨が多くなってきて、ジメジメした日が多くなってきましたね。

 

湿気の多さと太陽が雲に隠れてなかなか出ず、気分が憂鬱になりますが、私たち農家はそんな文句も言っていられません。

 

先日のブログでもお話ししたかもしれませんが…この6月が、ベリー系果実の収穫する季節だからです🔥

 

ということで早速、今年のベリー系第一弾の収穫をしてまいりました!

 

 

第一弾は、ラズベリーの『レッドドリーム』です。

5月下旬から6月下旬ごろまで収穫できる品種で、ラズベリーの中では早めに収穫ができる品種ですね。

 

味は、酸味はほとんどなく、ほのかな甘みの中に上品さを感じます。

童話などで出てくるお嬢様が食べていそうな高級な味、と息子が言っておりました笑

生で食べるのもいいですが、他のベリー系の果実と同様にジャムやジュースにすると美味しさ爆発です!

 

また、ベリー系の中では育てやすさも随一で、実も多くつけるので、家庭菜園の第一歩としてもオススメです!

食べ頃なブルーベリーの見分け方

  1. もう土地を借りて農業を始めたのは最近ですが、ブルーベリーの栽培自体はもう5年もしております。

 

その中で、“ブルーベリーの収穫時期が見分けにくい”ということを感じていました。

 

実際、ご家庭でブルーベリーを栽培している方に話を聞いてみると、採っても甘いものと酸っぱいものが混ざっていて安定していないと伺います。

 

そこで、この5年間で培った経験から、“一番美味しいブルーベリーの収穫時期”をお伝えさせていただこうと思います!

 

まず、下の画像をご覧下さい

ブルーベリーの収穫直前の写真です。

青々と食べ頃に見える実ですが、1つはまだ早く、2つは食べごろの実になってます。

さて、どれだと思いますか?

 

正解は、②と③の実です!

と、いきなり正解がどうとかお話ししてもわからないと思うので、本投稿のタイトルにもあるように、簡単な見分け方をお伝えさせていただこうと思います!

続いて、こちらの画像をご覧下さい。

 

先程の画像を拡大し、見分けるべき箇所に矢印を付けさせていただきました。

注目するべき点は、“実と繋がる枝の色”と、“実と枝の境界線に黒い輪”があるかどうかです。

 

食べ頃のブルーベリーは、実と繋がっている枝が赤紫色になります。

一番右の実は根元がまだ若干黄緑色で、熟し切っていないのがわかりますよね。

他2つは角度の問題で見えていませんが、もっと赤紫色になっています。

 

また、もう一つの境界線の黒い輪、というのは、実に付いている枝の周りが、深い黒色になっているかどうかです。

 

①の実はまだ少し薄く、②の実は濃くなっていることがわかるかなと思います。

 

ブルーベリーは、バナナなどの実とは異なり、一度採取してしまうともう甘くなることはありません。

 

ここぞという瞬間を見極めて、一番いい状態の実を食べてあげて下さい!

 

また、仕事があって家にいる時間が短くて落ちてしまうのが不安、という方は、アルミホイルのような銀紙を土の上に載せてあげるのもいいですね。

 

銀色は鳥が寄ってきにくくなりますし、落ちるくらい大きくなった実が結局一番甘いので、オススメです!

ハチミツが凍る…⁉

先日写真でお見せした、自家製のハチミツ。

早速試食してみたのですが、市販のものに比べてよりドロッとしており、甘さもかなりあって大変おいしかったです!

 

これからいろいろな料理に使っていけたら…なんてことを考えていた矢先。

 

なんと、ハチミツが固まってしまいました!

 

別に冷蔵庫や冷凍庫に入れていたわけでもなく、ただ日の当たらないところに常温保存していただけ。

横から見ても、上のほうが白く…。

 

何が起こったんだ、そもそもハチミツは固まるの? 昨日涼しかったし凍ったんじゃ…と家族総出で調べてみたところ、

結晶化してしまったらしいです。

 

簡単に説明させていただくと、

ハチミツを作る際に集めた蜜に“ブドウ糖”が多いものがあると結晶化しやすいとのことです。

 

そして、固まってしまったハチミツはお風呂で湯煎をすることで復活する!ということで、湯煎してみたのですが…。

 

まさかの失敗💦

 

お湯の温度が低かったのか原因はわかりませんが、ちょっと柔らかくなっただけという感じでした。

 

ただ、固まったとはいえハチミツはハチミツ。

美味しさは据え置きで、食感も楽しめて一石二鳥です。

 

結構日常的に起こる現象らしいので、驚いて捨てちゃわないようにしてください!

 

以上、新人の養蜂家(?)からのお便りでした。

近況報告②

久々にコロナに振り回されないゴールデンウィーク、皆さまは楽しめたでしょうか?

ニュースを見ていると、いろいろな観光地に人があふれていましたね。

 

ブルーベリー畑にもいつかあんな風に観光客の方に来ていただきたいな、なんてことを考えながらニュースを拝見しておりました。

 

さて、話は逸れましたが、ブログのタイトルにもあるように、近況報告の続きになります。

 

先日、農業を始めたとお話しさせていただきました。

ブルーベリーだけではなく様々なベリー系(ブラックベリーやラズベリーなど)を育てているのですが、

それらのベリー系は通常、4月からゴールデンウィークにかけて花を咲かせます。

 

その咲いた花を受粉させなければならないのですが、

手で行うとなると途方もない時間がかかってしまいますので、普通は虫の力を借りるらしいです。

 

で、どうせなら、と言うことで…

はい、養蜂はじめました🐝

 

 

上の写真は、ベリーの花や近くの菜の花から集めた蜜を取り出した感じになります。

実際に採れたハチミツがこちら!

6Lあります!

 

防護服の上から刺されたり、

冬を越すことが大変だったり、

ダニのせいで危機に陥ったり、

天敵のオオスズメバチがやってきたり…などなど大変でしたが、

何とかここまで形になってくれました!

先日のベリーと、このハチミツを使って新しい企画に挑戦しております。

そちらの情報も随時更新するので、お楽しみに!

 

※以下の写真はミツバチが映ります。苦手な方はご注意ください。

 

 

こうしてみると意外とかわいいものです。